2006年度上智大学シラバス
2006/03/01更新
○講義概要 |
自動制御理論の発展は,周波数領域を基本とする古典制御,状態空間を基本とする現代制御,そしてここ三十数年間体系が整いつづあるポスト現代制御(またはアドバンスト制御)の三つの段階に分けられる.本講義は,アドバンスト制御理論の中で,実の自動制御システム設計における不確かさの対応に焦点をあてたH無限大制御,ロバスト制御及び適応制御について説明する.本授業を受講するには学部において制御工学関連科目を習得していることが望ましい.
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○評価方法 |
リアクションペーパー(20%)、レポート(20%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(60%)
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○テキスト |
劉 康志、申 鉄龍『現代制御理論通論』 培風館・2006 田村捷利,武藤康彦,笹川徹史『システム制御のための数学』 コロナ社
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○授業計画 |
1 | 古典制御理論レビュー |
2 | 状態空間理論レビュー |
3 | H無限大制御Ⅰ:信号とシステムのノルム |
4 | H無限大制御Ⅱ:ロバスト安定性 |
5 | H無限大制御Ⅲ:状態フードバック |
6 | H無限大制御Ⅳ:出力フィードバック |
7 | 非線形制御Ⅰ:解析基礎 |
8 | 非線形制御Ⅱ:解析基礎 |
9 | 非線形制御Ⅲ:安定性と受動性 |
10 | 非線形制御Ⅳ:設計基礎 |
11 | 適応制御Ⅰ:線形 |
12 | 適応制御Ⅱ:非線形 |
13 | Open Problems |
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