2006年度上智大学シラバス

2006/02/22更新
◆ヴァレリー研究Ⅰ - (前)
山田 広昭
○科目サブタイトル
詩集『魅惑』Charmes (1922)を読む
○講義概要
ポール・ヴァレリーの代表的な詩集である『魅惑』には長短あわせて21篇の詩が収められているが、これらを配列順にはあまりこだわらずに読んでいく。その際、ヴァレリーの詩が持っている特質を考えるのはもちろんだが、同時に、詩を読む、とりわけ詩を注釈するとはいったいどういう作業なのかを、これまでなされてきた注釈を視野に入れながら考察したい。
○テキスト
教室で使用する詩や注釈は、コピーを配布する。また、参考文献は必要に応じて授業中に指示する。
○必要な外国語
フランス語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1はじめに、詩人ならびに批評家としてのヴァレリーの全体像を伝記的情報も含めてスケッチすることを試みたのちに、『魅惑』から一回に一篇ないし(短詩の場合には)二篇の詩を選んで読み進める。毎回担当者を決めて発表してもらうことを原則とする。

  

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