2006年度上智大学シラバス

2006/02/27更新
◆女性の表象研究 - (前)
湯原 かの子
○講義概要
19世紀に流行を見た芸術家小説のなかから、彫刻家の破滅の恋をテーマとするバルザックの『サラジーヌ』(1830)を取り上げ、文学テキストを絵画イメージとの関連において読み説く。
○評価方法
出席状況(10%)、授業参画(10%)、レポート(30%)、前期学期末試験(授業期間中)(50%)
○テキスト
Balzac "Sarrazine" プリント配布
○参考書
授業中に紹介する
○必要な外国語
フランス語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1イントロ
2物語前半について
主要モチーフである「死」と「生」をめぐる夢想が、どのようなレトリックを用いて展開されているかを分析し、それによっていかに絵画イメージが喚起されているかを考察する。
3同上
4同上
5同上
6同上
7物語後半部分について、「呪われた芸術家」と「宿命の女」のテーマおよび「両性具有」のモチーフを、神話的イメージとのかかわりという視点から検討し、創造行為におけるその意味を考察する。
8同上
9同上
10同上
11同上
12同上
13まとめ

  

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