2006年度上智大学シラバス
2006/02/20更新
| ○講義概要 |
西田哲学は,近年になってその独創的な思索が,日本だけでなく海外でも注目されるようになった。日本の大地に根ざした哲学的思索がいかなるものであるか,その可能性を知ることがこの授業の目的である。西田哲学は,その独自の「無の場所の論理」によって,近代西洋思想を問い直し,環境と生命の問題など,世俗化した近代世界の直面する諸問題を根本から反省する手引きとなるだろう。西田の著作を手引きとして,現代哲学の基本的な問題を考察したい。
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| ○評価方法 |
出席状況(10%)、授業参画(10%)、レポート(80%) レポートと平常点
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| ○テキスト |
西田幾多郎『哲学論文集I,II,III』 岩波文庫
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| ○授業計画 |
| 1 | はじめに |
| 2 | 西田幾多郎の哲学について |
| 3 | 善の研究を読む |
| 4 | 同上 |
| 5 | 哲学論文集I |
| 6 | 同上 |
| 7 | 哲学論文集ii |
| 8 | 同上 |
| 9 | 哲学論文集iii |
| 10 | 同上 |
| 11 | 同上 |
| 12 | 西田哲学の批判的継承 |
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