2006年度上智大学シラバス
2006/04/08更新
○講義概要
前期に引き続き、近現代フランス哲学について簡単な導入をした後、メルローポンティの「哲学をたたえて」、あるいは「生成するベルクソン像」を、進み具合や受講者の意見などを見ながら読み進めて行く。ポンティはベルクソンの哲学に大きな影響を受けており、その口から語られるベルクソン像を通して、フランス哲学を担い継ぐ二人の哲学者の思想的対決から多くを学んでほしい。本講義では基本的にフランス語の原書テキストを読むものとするが、やむえない場合は邦訳や英訳などでの参加も認めるものとする。
○評価方法
受講者のきちんとした出席・授業参加を前提とした上で、学期末にレポートを実施し、その成績と平常点を総合的に評価する。
○テキスト
テキストは以下の著書に収められた「Eloge de la Philosophie」または「Bergson se faisant」。初回講義時に、コピーが必要な者のために、マスターコピーを用意するので、適宜回覧・コピーすること。これらの著書はペーパーバックであり、比較的容易に入手可能なので、興味のある者は各自購入することを勧める。 Maurice Merleau-Ponty "Eloge de la Philosophie" Gallimard (Folio)
○参考書
邦訳は以下の通り。 その他に、「フランス哲学・思想事典」(弘文堂)、「ベルクソン全集」(白水社)や講義時に挙げる文献などを適宜参照すること。 メルロー・ポンティ『眼と精神』みすず書房 メルロー・ポンティ『哲学者とその影』みすず書房 メルロー・ポンティ『シーニュ 2』みすず書房
○授業計画
1 オリエンテーション
2 ここまでのまとめ 「生成するベルクソン像」についての導入
3 テキスト講読(1)
4 テキスト講読(2)
5 テキスト講読(3)
6 テキスト講読(4)
7 テキスト講読(5)
8 テキスト講読(6)
9 テキスト講読(7)
10 テキスト講読(8)
11 テキスト講読(9)
12 テキスト講読(10)
13 まとめと総括
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