Syllabus system

2006年度上智大学シラバス

2006/10/13更新

◆新約思想特講Ⅰ　－　(後)

小林　稔

○科目サブタイトル

ルカ福音書演習

○講義概要

ルカの旅行記（9-19章）を扱う。原則として毎回二本の演習形式。担当院生のいないところは講義形式で進める。

○評価方法

本人の発表および仲間の発表への論評・批判などクラスへの積極性で評価する

○テキスト

E.Nestle, K.Aland "Novum Testamentum Graece" 27ed., Stuttgart (Deutsche Bibelgesellschaft) 1993
新約聖書翻訳委員会（訳）『新約聖書』岩波書店、2004年
K. Aland "Synopsis Quattuor Evangeliorum" Stuttgart (Deutsche Bibelgesellschaft) 1976

○参考書

佐藤研（編訳）『福音書共観表』岩波書店、2005年
J.A.Fitzmeyer "The Gospel according to Luke" 2 vols., NY (Doubleday) 1985
三好迪「ルカによる福音書」『新共同訳新約聖書注解 Ⅰ』日本基督教団出版局、1991年、260-391頁

○他学部・他学科生の受講

可

○ホームページURL

http://pweb.sophia.ac.jp/~lct60214/06223lc.htm

○授業計画

1	9:51-62　旅行記の始め
2	10:1-16　七十〔二〕人の派遣とガリラヤの町批判 10.17-24　七十〔二〕人の帰還に際して
3	10.25-37　律法の専門化の問いとよきサマリア人 10:38-11:13　祈りについて
4	11:14-26　ベエルゼブル論争、悪霊の帰還 11:27-36　真に幸いな者、ヨナの徴など
5	11:37-54　ファリサイ派批判 12:1-12　ファリサイ派のパン種など
6	12:13-34　財について 12:35-59　終末論的な教え
7	13:1-21　回心の要求など 13:22-30　第二部の始まり。終末論的な教え
8	13:31-35　ヘロデについて、エルサレム遺棄預言 14:1-35　ルカの饗宴
9	15:1-10　ルカの弁明（1） 15:11-32　ルカの弁明（2）
10	16:1-18　不正な管理人の譬えなど 16:19-31　ラザロと金持ちの譬え
11	17:1-10　躓きについてなど 17:11-37　旅の最後の部分の始まり
12	18:1-14　二つの譬え 18:15-34　マルコに沿って
13	18:35-19:10　エリコの町で 19:11-28　託された金の譬え