2006年度上智大学シラバス

2006/06/19更新
◆教父たちの思想Ⅱ - (後)
手塚 奈々子
○講義概要
2世紀から4世紀の教父たちが、迫害の時代にあってもいかにしてキリスト教を護りそれを証ししていったか、またどの時代にも生じうる様々な思想の中でいかににして彼らがキリスト教神学を構築しようと取り組んでいったかを講義する。使徒達から受け継がれたキリスト教の展開過程において、ギリシア文化の中で彼らが取り組んだインカルチュレーションの問題を考察する。各教父たち独自の思想を通じて教父たちの生き様がその思想と一つであることを味わってもらうことを目的とする。具体的には、授業計画に書かれているプログラムで2世紀から4世紀までの教父たちについて講義していく。(重要な思想には、数回時間を取る。)
○評価方法
出席状況、レポート
出席は全講義の3分の2以上出席すること。学期末のレポートおよび出席回数は単位認定に必須である。
○テキスト
授業時にプリントを配布する。
○参考書
授業時に適時指示する。
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1講義の概観
2使徒教父
3アンティオキアのイグナティオス
4グノーシス主義
5ユスティノス
6テルトュリアヌス
7アレクサンドリアのクレメンス
8オリゲネス
9アレクサンドリア学派
10アンティオキア学派
11諸異端
12三位一体論論争

  

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