2005年度上智大学シラバス

◆教育学特殊講義Ⅴ-比較教育学- - (後)
米村明夫
○科目サブタイトル
ラテンアメリカ諸国の教育発展
○講義概要
 発展途上国全体の教育発展の中でのラテンアメリカ諸国の位置を明らかにした上で、この地域における教育発展のあり方を社会のあり方と関わらせて分析的に理解する。そのための基本的な概念、分析視角、理論、分析方法、そのための資料やデータの扱い方等を、様々な資料、研究を用いて、解説、提示する。
 具体的なテーマとしては、「教育開発プロジェクト」「児童労働と教育」「先住民の教育機会」等が、メキシコを中心として扱われる。
○評価方法
出席状況(10%)、授業参画(15%)、レポート(75%)
○参考書
米村明夫編『教育開発:政策と現実』アジア経済研究所,2001。非売品。ウェブサイトwww.ide.go.jpより、閲覧可能。
米村明夫編『貧困と教育-メキシコとブラジル-』アジア経済研究所、2003。非売品。
米村明夫編『世界の教育開発-教育発展の社会科学的研究-』明石書店、2003。
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1途上国の教育発展の現状と歴史的パースペクティブI
    --モデルとしての先進国の教育発展--
        *授業計画は、多少ずれていくことがあり得る。
2途上国の教育発展の現状と歴史的パースペクティブII
    --途上国、ラテンアメリカのの教育発展--
3国際教育援助の潮流とラテンアメリカ
4教育開発プログラムI
 
 プログラムの紹介(ビデオ-CONAFE(Consejo Nacional de Fomento Educativo)を含む)
5教育開発プログラムII
 プログラム評価(1)
6教育開発プログラムIII
 プログラム評価(2)
7メキシコの先住民地域における教育発展I
  1960年代まで-困難な普及状況に関する「先住民の証言」
8メキシコの先住民地域における教育発展II
  1970-1980年代まで-政府主導による「バイリンガル教育」の発展
9メキシコの先住民地域における教育発展III
  1990年代以降-国際・国内環境を利用した住民主導の教育発展の出現
10児童労働と教育I
  歴史的考察
11児童労働と教育II
  ラテンアメリカ諸国の現状
12児童労働と教育III
  メキシコの現状と展望
13総括(時間が不足して、足りなかった分を補うなどの可能性もある)

  

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