1 | 授業ガイダンス:授業内容の紹介、成績評価などの説明をする。本講義講師の自己紹介を行い、受講生の履修選択決定への情報提供をする。 |
2 | 紛争後平和構築とは何かを説明し、紛争要因を考察する。本講義のテーマである国際教育協力を行うにあたって、まずは現代の紛争を理解する。 |
3 | 紛争後平和構築のなかで、民族間の和解を扱う。PCPBにおける民族間の和解は最重要課題である。教育はそれを促す大きな役割を担っていることを理解する。 |
4 | 紛争後平和構築のなかで、社会インフラの復興を扱う。破壊された学校を含めて、社会インフラの復興は国家再建への第一歩であることを理解する。 |
5 | 紛争後平和構築のなかで、雇用と教育の保障を扱う。PCPBにおける雇用と教育は、現実の生活を支えるうえで、他方教育は将来の国家の基盤づくりに重要であることを理解する。 |
6 | 国際教育協力における政府の役割を考える。ODAを利用した多国間や二国間の援助を理解し、政府の役割を検討する。 |
7 | 国際教育協力の分野で実際の活動を行っているのは国際NGOである。国際NGOはローカルNGOとの連携で地域のニーズも理解している。改めて国際NGOの役割を考える。 |
8 | 国連と国際NGOの関係を考える。国際NGOは国際社会において国家とは違う役割を演じており、グローバル・ガバナンスの主要なアクターであることを理解する。 |
9 | 国際教育協力を推進するにあたって、途上国側と先進諸国側の双方向の理解と協力が求められている。開発教育はそうのような役割を担っていることを理解する。 |
10 | 1990年代から特に「人間の安全保障」の概念が重視されてきた。国際教育協力は「人間の安全保障」の観点からも重要な役割を担っていることを理解する。 |
11 | 国際教育協力に限らず、国際協力一般には政府、NGOの他に自治体、私たち市民のようなアクターの役割も大きい。そこで、これら多様なアイデンティティを有するアクターの役割を検討してみる。 |
12 | 紛争後の平和構築における国際教育協力の事例をもとに課題と展望を探ってみる。東ティモール、インドネシア、カンボジア、アフガニスタンなどの事例で考えてみる。 |
13 | 本講義を通じて、受講生が考えた国際教育協力のあり方を論じてもらう。最終試験のテーマとして実施する予定である。 |