○講義概要 |
統計熱力学の基礎および若干の応用に関する講義である。物質の成り立ちや性質および変化(化学反応を含む)は,物質を構成している原子や分子の性質,構成原子や分子間の相互作用,さらに,この物質系内でのエネルギーの分配の仕方等によって決まる。講義では,物質の構成要素である原子や分子を量子統計的に取り扱い,物質の巨視的な熱力学的性質を導き出し,それについて解説する。
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○評価方法 |
期末試験の結果に,出席,レポート等を加味して総合判定する。
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○参考書 |
アトキンス著 千原・中村訳『物理化学上,下(第6版)』東京化学同人 他の参考書は最初の講義のとき紹介する。
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○授業計画 |
1 | 統計熱力学とは (約0.5週) |
2 | 熱力学の基礎事源の復習 (約1.5週) |
3 | 気体運動論 (約1週) |
4 | 統計熱力学の基礎 (約0.5週) |
5 | ミクロカノニカルアンサンブル (約3週) |
6 | カノニカルアンサンブル (約1.5週) |
7 | 分子分配関数 (約3週) |
8 | 理想気体への応用 (約1週) |
9 | 化学平衡 (約1週) |
10 | 実在気体 (約1週) |
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By:上智大学学事部学務課
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