2005年度上智大学シラバス

◆有機工業化学ⅡB - (前)
瀬川 幸一
○講義概要
化学工業は社会の基盤をになう重要な基礎産業の一つで,自然界に存在する種々の資源を利用して,これに化学的な物質変換を主とする操作と加工を行い,人間生活をより豊かにするのに役立つ製品をつくる産業である。それらは社会の全ての主要な分野、例えば、農業、食料、衣服、住宅、交通、通信そして医療の中で大きな影響を与えてきた。本講では石油化学産業を中心にそれらの製造技術と触媒化学、および環境負荷低減のための製造技術(グリーンケミストリー)について概説する。
○評価方法
出席状況(30%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(70%)
試験
○参考書
園田,亀岡『有機工業化学 第2版』化学同人 1993
菊地、瀬川、多田、射水、服部『新しい触媒化学 第2版』三共出版 1997
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1有機化学工業とその特徴
2エネルギー資源と化学工業
3ナフサの分解による合成基礎原料の製造
4石油化学における触媒技術
5エチレンからの誘導体の合成
6プロピレンからの誘導体の合成
7C4オレフィンからの誘導体の合成
8芳香族炭化水素からの誘導体の合成
9天然ガスおよび各種石油系ガスの利用
10新しい化学原料体系とC1の化学
11環境負荷低減のためのグリーンケミストリー(1)
12   〃(2)
13まとめ

  

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