○講義概要 |
物理学は理論物理、実験物理の両輪からなっていた。ところがここ、50年ほどで計算機が急速に発展し、理論でも実験でもない第3の物理学、計算物理が発展しつつある。本講義では実際に物理現象のシミュレーションの意義とテクニックを学ぶ。併せて物理現象の理解を深める。 講義はまず,シミュレーションを行う上で最も強力であるfortran 90/2003を学ぶことからはじめる。次に実際にプログラムを組むことを通して,物理学現象のシミュレーションを数々の例に対して実際に行う。
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○評価方法 |
出席状況(50%)、レポート(50%)
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○授業計画 |
1 | Fortran 90/2003の説明,及び計算の使い方 |
2 | Fortran 90/2003の説明 |
3 | Runge Kutta法 |
4 | 物体の放物運動 |
5 | 慣性抵抗,マグナス効果を加えた物体の放物運動 |
6 | 惑星の軌道 |
7 | シミュレーションと乱数 |
8 | 磁性の物理 |
9 | Isingモデルのシミュレーション |
10 | Heisenbergモデルのシミュレーション |
11 | スピングラスとは? |
12 | スピングラスのシミュレーション |
13 | simulated annealing, genetic algorithmについて |
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By:上智大学学事部学務課
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