○講義概要 |
代数多様体であり、同時に群であって、群の演算が代数多様体の射であるものを代数群という。基礎体が全ての標数の場合に考えることができ、リー群からリー型有限単純群まで統一して扱うことができる。量子群など関連する分野も多い。この講義では、このような代数群論への入門を目的とする.まず代数多様体の基礎理論を紹介し、次に線型代数群の基本性質について取り上げる.分類理論、表現論についても出来ればふれたい.
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○評価方法 |
出席状況(10%)、レポート(60%)、後期学期末試験(授業期間中)(30%)
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○参考書 |
堀田、渡辺、庄司、三町『群論の進化』朝倉書店・2004 A. Borel『Linear algebraic groups』GTM 126, Springer Verlag, 1991 T. A. Springer『Linear algebraic groups』PM9, Birkhäuser, 1981
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○授業計画 |
1 | 可換環論からの復習と準備 |
2 | ヒルベルトの零点定理 |
3 | アフィン代数多様体 |
4 | 圏と層 |
5 | 代数多様体 |
6 | 代数多様体の基本性質 |
7 | 層のコホモロジー |
8 | 代数曲線上のリーマン・ロッホの定理 |
9 | 代数群、定義と例 |
10 | リー環 |
11 | 商空間 |
12 | ボレル部分群、旗多様体 |
13 | 分類と表現(概説) |
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By:上智大学学事部学務課
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