2005年度上智大学シラバス

◆幾何学A - (前)
加藤 昌英
○講義概要
位相空間論の基礎を学ぶ。主な内容は以下の通り。

位相空間の定義
近傍と近傍系
部分空間
連続写像と位相同型
種々の位相空間の構成法
連結性
分離公理と(*)距離化定理
コンパクト空間
(*)完備距離空間と完備化

ただし(*)印の内容については進行状況を見て省略する可能性がある。
講義の初めに「現代数学入門」の内容の一部を復習するが、無限集合、無限個の集合の集合族についての扱い方、および距離空間の基礎についてよく理解しておくことが必要である。
○評価方法
レポート、中間試験および学期末試験などの成績によって評価する。試験の結果を重視する。
○テキスト
森田紀一『位相空間論』 岩波書店・1981
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1初めに「現代数学入門」の一部を復習する。そのあと講義概要に述べた内容を順に講義する予定。なお6月中に中間試験を行う。

  

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