2005年度上智大学シラバス

◆機械工学概論 - (前)
林 邦夫
○講義概要
機械工学は各種機械や構造物を作るための工学で、いろんな学問領域から成り立っている。その各論を話すよりも、先ず機械とは何かを知る方が重要であろう。
前半は機械工学の歴史について話し、機械文明の功罪についても考えてみたい。
後半は機械工学の基本となる諸領域の中から材料力学・構造力学を中心にして講義する。
○評価方法
出席状況(10%)、リアクションペーパー(20%)、前期学期末試験(授業期間中)(70%)
○参考書
草間秀俊他三名『機械工学概論』理工学社
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1序論、現代機械工学の広がり、技術とその本質
2古代の機械技術と技術学
3中世の機械技術と技術学
4ルネッサンス期の機械技術と技術学
5動力学の誕生・発展・展開
6解析力学の完成
7産業革命と近代エンジニア
8エコル・ポリテクニク:工学と工学教育のはじまり
9材料力学とは:応力、ひずみ、材料試験
10平面トラス構造:最適設計
11梁の曲げ、丸棒の捩り
12不静定梁、熱応力、長柱の座屈
13期末試験

  

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