○講義概要 |
金属材料においては、発生する応力が降伏応力を超えると、力を取り除いても元の形状に戻らない。この現象を塑性という。機械や構造物をつくる場合、塑性を起こさないように設計される。また、一方、圧延やプレス加工など塑性変形を積極的に活用した加工法も広く使われている。本講義では、材料の塑性変形挙動とモデル化、弾塑性引張、曲げ、せん断変形問題、降伏条件と塑性不安定など塑性力学の基礎を学ぶ。
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○評価方法 |
出席状況(15%)、リアクションペーパー(15%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(70%)
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○参考書 |
吉田総仁『弾塑性力学の基礎』共立出版、2003年。
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○授業計画 |
1 | 材料力学の復習(1) |
2 | 材料力学の復習(2) |
3 | 塑性変形挙動と塑性力学(1) 引張試験と応力・ひずみ曲線 |
4 | 塑性変形挙動と塑性力学(2) 塑性変形のモデル化 |
5 | 塑性変形挙動と塑性力学(3) 塑性変形とマイクロメカニズム |
6 | 弾塑性引張変形(1) |
7 | 弾塑性引張変形(2) |
8 | 弾塑性曲げ変形(1) |
9 | 弾塑性曲げ変形(2) |
10 | 弾塑性せん断変形 熱弾塑性問題と残留応力 |
11 | 降伏条件(1) |
12 | 降伏条件(2) |
13 | 延性破壊と塑性不安定 |
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By:上智大学学事部学務課
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