○講義概要 |
機械・構造用材料は、構造物を製造する過程からの要求と構造機能を満たすための種々の特性を兼ね備えなければならない。強度、破壊特性、加工のしやすさなどの諸特性が状態図や相変態などの組織制御とどうかかわっているかを理解し、さらに、実際の組織制御がどのように行われているかを機械・構造用材料として広く使われている鉄鋼材料を主体に講義する。
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○評価方法 |
出席状況(10%)、レポート(20%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(70%)
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○参考書 |
谷野満、鈴木茂『鉄鋼材料の科学』内田老鶴圃、2001
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○授業計画 |
1 | 講義の目的、概要 鉄鋼材料の基本事項 結晶構造 |
2 | 鉄鋼材料の基本事項 固相変態 鉄・炭素系平衡状態図 |
3 | 組織制御(1) 平衡状態での組織変化(徐冷組織) |
4 | 組織制御(2) 恒温変態による組織変化 |
5 | 組織制御(3) 連続冷却と組織変化 |
6 | 組織制御(4) 急冷組織 合金元素の影響 |
7 | 強度と強化法(1) 引張試験 硬さ試験 |
8 | 強度と強化法(2) 4つの強化法 金属組織と強度 |
9 | 靱性と高靱性化(1) 靱性 強度と靱性 |
10 | 靱性と高靱性化(2) 金属組織と靱性 高靱性化法、加工熱処理 |
11 | 溶接と構造用鋼材 |
12 | 加工性と自動車用鋼材 |
13 | 最近のトピックス |
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By:上智大学学事部学務課
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