2005年度上智大学シラバス

◆化学 - (前)
高井 健一
○講義概要
今日の機械技術者・研究者は設計ならびに製造において、生産性に加え、環境負荷性、リサイクル性も考慮しなければならない。その基礎となりうる物理化学について、我々の身近に存在する現象と関連付けながら、できるだけ平易に講義する。その内容は固体の熱力学、化学平衡、反応速度論、酸化還元反応である。
○評価方法
出席状況(5%)、リアクションペーパー(10%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(85%)
○他学部・他学科生の受講

○ホームページURL
http://www.me.sophia.ac.jp/~takai/
○授業計画
1講義概要、身近な物理化学
2熱力学
3熱力学の第一法則
4エンタルピー、エントロピー、自由エネルギーの概念
5熱力学の第二法則
6化学エネルギー論
7化学平衡とギブス自由エネルギー
8反応速度論
9活性化エネルギーとアレニウス式
10酸化還元反応(アノード反応とカソード反応)
11金属の腐食と酸化還元反応
12表面反応学(化学結合と物理結合、表面自由エネルギー、ぬれ性、毛細管現象)
13表面現象(Youngの式、Dupreの式、分子間力)

  

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