2005年度上智大学シラバス

◆演習(東南アジア地域研究A) - (通)
石澤 良昭
○講義概要
グローバル・イッシューと東南アジア地域を扱う。
民族、人口、食糧、環境問題など対策の立てにくい課題が眼前に広がる。そこで東南アジアの地域的固有性に基づき、世界的な全体像を明確にすると同時に持続的な定点観測(歴史考察など)を採り上げ、グローバル・イッシューの激動の波を把握していく。現地から発信する視座を重視していく。
○評価方法
レポート(100%)
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
11. 文化遺産を科学する方法論
(1) 世界文化遺産条約の考え方
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3(2) 文化主権は誰が持つのか
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5(3) 文化遺産の保全と美の哲学
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7(4) グローバル化とアンコール・ワット
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9(5) 274体の廃仏発掘と歴史考察
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112. 東南アジア世界を捉える方法論
(1) 恵まれた自然、衣食住から捉える
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13(2) 社会的地位に鋭敏な社会
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15(3) 慣習法から捉える
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17(4) 20世紀から学び、そして諸文明の共生を目指す
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19(5) 諸文明の内部崩壊の危機に対応―文明の衝突とは何か―
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213. 転換期の時代を捉える方法論
(1) 国際交流に立脚した文化協力とは
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23(2) 文化理解の行為の原点は何か
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25(3) 事実の時代、国際化の時代、内省の時代から「第三の道」を求めて
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274. 多文化から捉える方法論
(1) 東南アジアからの主張と戦略
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29(2) 事例研究
① 人類の文化遺産を守る、② 文化遺産と政治、
③ キリスト教とアジア文化、④ 近代化とは何か
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