○講義概要 |
イスラーム世界は数多くの大旅行家を生み出し、またイスラーム世界に旅した旅行家たちは数々の旅行記を残している。「旅」という営みを介してイスラーム理解を深める試みとして、過去の旅行家たちの旅をたどり、また仮想の旅(単なる観光旅行ではなく、主題性の明確な旅)を参加者で構想し企画する。講義と学生による発表をあわせて授業を構成する。加えて、異文化体験としての「旅」についても再考する機会とする。
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○評価方法 |
出席状況(20%)、授業参画(40%)、レポート(40%) 口頭発表1回(共同発表可)かレポート提出のどちらかを選択することができる。
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○参考書 |
イブン・バットゥータ『大旅行記』平凡社、1996-2002年 歴史学研究会編『巡礼と民衆信仰』青木書店、1999年 D. F. Eickelman and J. Piscatori (eds.)『Muslim Travellers: Pilgrimage, Migration, and the Religious Imagination』Routledge, 1990
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○授業計画 |
1 | 講義のねらいと進め方、概説書、事典、ハンドブック、ウェブサイトの紹介 |
2 | イスラーム世界の構成(講義) |
3 | 旅するムスリムたち1(巡礼と参詣) |
4 | 旅するムスリムたち2(交易と知的探求) |
5 | イスラーム世界への旅人たち(交易と探検) |
6 | オリエンタリズムの旅人たち |
7 | 現代の旅 |
8 | 学生発表1 |
9 | 学生発表2 |
10 | 学生発表3 |
11 | 学生発表4 |
12 | 学生発表5 |
13 | 旅と人類学 |
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By:上智大学学事部学務課
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