2005年度上智大学シラバス

◆中東イスラム研究特講D - (後)
赤堀 雅幸
○科目サブタイトル
旅するイスラーム
○講義概要
イスラーム世界は数多くの大旅行家を生み出し、またイスラーム世界に旅した旅行家たちは数々の旅行記を残している。「旅」という営みを介してイスラーム理解を深める試みとして、過去の旅行家たちの旅をたどり、また仮想の旅(単なる観光旅行ではなく、主題性の明確な旅)を参加者で構想し企画する。講義と学生による発表をあわせて授業を構成する。加えて、異文化体験としての「旅」についても再考する機会とする。
○評価方法
出席状況(20%)、授業参画(40%)、レポート(40%)
口頭発表1回(共同発表可)かレポート提出のどちらかを選択することができる。
○参考書
イブン・バットゥータ『大旅行記』平凡社、1996-2002年
歴史学研究会編『巡礼と民衆信仰』青木書店、1999年
D. F. Eickelman and J. Piscatori (eds.)『Muslim Travellers: Pilgrimage, Migration, and the Religious Imagination』Routledge, 1990
○他学部・他学科生の受講

○ホームページURL
http://pweb.sophia.ac.jp/~m-akahor/lec2005/lectures.html
○授業計画
1講義のねらいと進め方、概説書、事典、ハンドブック、ウェブサイトの紹介
2イスラーム世界の構成(講義)
3旅するムスリムたち1(巡礼と参詣)
4旅するムスリムたち2(交易と知的探求)
5イスラーム世界への旅人たち(交易と探検)
6オリエンタリズムの旅人たち
7現代の旅
8学生発表1
9学生発表2
10学生発表3
11学生発表4
12学生発表5
13旅と人類学

  

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