2005年度上智大学シラバス

◆東南アジア史B(近現代) - (後)
根本 敬
○講義概要
東南アジアに関する基礎知識を整理・確認した上で、下記の5つのテーマに則してこの地域の近現代史を検証していく。事例としてとりあげる国はビルマ、タイ、ベトナム、インドネシアの4か国であるが、そのほかの国々についても付随的に触れるつもりである。
(1)植民地支配とナショナリズム
(2)日本占領期
(3)冷戦と東南アジア
(4)開発主義の光と影
(5)民主化と人権
○評価方法
授業参画(10%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(90%)
○テキスト
桐山昇、栗原浩英、根本敬『東南アジアの歴史−人・物・文化の交流史』 有斐閣・2003年
根本敬、田辺寿夫『ビルマ軍事政権とアウンサンスーチー』 角川書店(新書)・2003年
○必要な外国語
英語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1オリエンテーション、東南アジアに関する基礎知識(1)
2東南アジアに関する基礎知識(2)
3東南アジアにおける植民地化の進行とその特徴
4植民地支配とナショナリズムービルマの場合
5タイはいかにして植民地化の危機を乗り越えたか?
6日本占領期とその歴史的影響(1)
7日本占領期とその歴史的影響(2)
8東南アジア諸国独立の過程と諸問題
9冷戦と東南アジアーベトナム戦争を中心に
10開発主義とその後(1)ーインドネシアの場合
11開発主義とその後(2)ータイの場合
12民主化と人権ービルマの場合(軍政の論理とアウンサンスーチーの思想)
13総合討論

  

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