◆東南アジア史A(前近代)1 - (前)
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桜井 由躬雄
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○講義概要 |
18世紀までの東南アジア史について世界歴史の文脈で語る講義を行なう。特に東南アジア史がどのように組み立てられ,その史料と補助史料について史料批判を受けながら構築されていく史実と,不確定な史実らしきものを比較検討していく。東南アジア史研究は後発の研究領域ではあるが,現地語史料を駆使した当該国の研究者の新しい地域発信の知的波動を捉えながら,講義する。
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○評価方法 |
ゼミ論を提出。ゼミ論作成の指導も併せて行なう。
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○テキスト |
石澤良昭・生田滋共著『東南アジアの伝統と発展(世界の歴史第13巻)』 中央公論新社
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○参考書 |
山崎元一・石澤良昭編著『世界歴史第6巻(岩波講座)―南アジア・東南アジア世界』岩波書店 石澤良昭編著『東南アジア古代国家の成立と展開(岩波講座東南アジア史第2巻)』岩波書店 石澤良昭『アンコールからのメッセージ』山川出版
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○授業計画 |
1 | 1 東南アジアの古代世界 |
2 | I 先史時代 |
3 | II 中国とインドを結ぶ小港市国家 |
4 | III 扶南の交易活動 |
5 | IV 中継貿易国チャンパー |
6 | V マレー半島とジャワの王国 |
7 | 2 島嶼部の発展 |
8 | I シュリーヴィジャヤ港市国家 |
9 | II 繁栄するジャワ世界 |
10 | III イスラーム勢力の到来 |
11 | IV 南海の物産をめぐるインドネシア |
12 | 3 クメール人王国の盛衰 |
13 | I カンボジアの登場 |
14 | II アンコールの隆盛 |
15 | III ポスト・アンコール |
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By:上智大学学事部学務課
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