2005年度上智大学シラバス

◆ロシア芸術(音楽)A-1 - (前)
一柳 富美子
○講義概要
10世紀以降のロシア音楽文化を概観する。中世のロシア正教会音楽から、近世の宮廷音楽、19世紀の国民楽派までを扱う。講義の性格上、ヨーロッパ音楽史やロシア芸術の他ジャンル(美術・バレエ等)にも言及する。毎回、映像・音楽史料を豊富に鑑賞、ロシア音楽学の最新情報も随時紹介する。初回の授業でガイダンスを行うので、受講希望者は必ず出席すること。
○評価方法
①毎回リアクションペーパーを課し、評点を出す。
②試験期間に記述試験を実施。①②の合計点で評価する。
○テキスト
プリント使用
○参考書
授業中に指示する。
○必要な外国語
初級ロシア語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
14/13 ガイダンス。ロシア音楽の特徴。
24/20 ロシア民謡の起源・分類・現在について。
34/27 17世紀以前のロシア正教の音楽
45/11 ロマーノフ朝前期の宮廷音楽
55/18 国民楽派の祖グリーンカⅠ
65/25 国民楽派の祖グリーンカⅡ
76/1  ダルゴムィーシスキイの活躍―風刺音楽の誕生
86/8  バラーキレフとルビンシテーイン兄弟
96/15 「日曜日の作曲家」ボロヂーンと未完の大作《イーゴリ公》
106/22 リームスキイ=コールサコラフ―管弦楽の大家
116/29 国民楽派の華麗なるオペラの世界Ⅰ
127/6  国民楽派の華麗なるオペラの世界Ⅱ
137/13 移動絵画展派とムーソルグスキイの《展覧会の絵》
147/20 前期試験

  

Copyright (C) 2004 Sophia University
By:上智大学学事部学務課