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2005年度上智大学シラバス

◆講読Ⅱ-1　－　（前）

佐野泰雄

○科目サブタイトル

現代フランス語小説作品をある程度の速さで読む

○講義概要

１年間を通して、フランス語で書かれた小説を２冊読む。最初は、Fred Uhlman, "L'ami retrouvé" で、英語からの仏訳である。続いて、現代フランスの人気作家 Patrick Modiano の "Dora Bruder" を読む。最初のものは、1930年代のドイツ、ふたつ目のものは1940年代前半のパリを舞台にしているが、共通のテーマは、この時代のヨーロッパのユダヤ人の運命である。用いられているフランス語は簡単だし、物語もストーリー性に富んでいるので、週一回の授業でも受講者の興味を繋いでいけるだろう。授業は演習形式で行う。

○評価方法

授業参画(30%)、前期学期末試験(授業期間中)(30%)、後期学期末試験(授業期間中)(40%)

○テキスト

Fred UHLMAN『L'ami retrouvé』 Gallimard, 1983
Patrick MODIANO『Dora Bruder』 Gallimard, 1999

○必要な外国語

フランス語

○他学部・他学科生の受講

可

○授業計画

1	L'ami retrouvé の紹介と読みどころの説明。そして、最初の数頁を読んでみる。
2	２回目授業からは、１回につき10頁ほど読み進む。受講者の理解度を測りながら、必要な説明を加える。
3	以下同様。
4	Dora Bruder の紹介と読みどころの説明。そして、最初の数頁を読んでみる。
5	次の授業からは、１回につき10頁ほど読み進む。受講者の理解度を測りながら、必要な説明を加える。
6	以下同様。