2005年度上智大学シラバス

◆読解D-2 - (後)
高橋 由美子
○講義概要
この授業では、まず第一に「現代のドイツ」に焦点を当て、様々な難易度の比較的短いテキストを数多く読むことで、多面的な角度から「今日のドイツ像」を捉えてみたい。取り扱うテーマは、「現代文学」、「最新のテクノロジー」、「ドイツの青年たち」そして「言語問題」の4分野である。
テキストのPrismenは後期のはじめに購買部で購入できる。コピーも可。
○評価方法
出席状況(10%)、授業参画(10%)、前期学期末試験(授業期間中)(80%)
○テキスト
東京大学教養学部ドイツ語部会編『Prismen』 東京大学出版会 2002年
○必要な外国語
ドイツ語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1イントロダクションならびに次のテキストを読み始める。
ペーター・ヘルトリング「作者として読者として:2つの前書き」
2上記のテキストを読み終えたら、次のテキストを読み始める。
大江健三郎「私たちはなぜ学校に行かなければならないのか」(ドイツ語版)
3上記テキストを読み終えたら、今後の計画を練り直す。
4次のテキストを読む。
カフカとブレヒト「20世紀のたとえ話」
5次のインターネットからのテキストを読む。
「原子力エネルギー利用からの撤退」
6次のテキストを読む。
ミヒャエル・フイドル「遠距離恋愛はバラ色?」
7次のテキストを読む。
ウルリヒ・ハインツェ「ドイツのサッカー事情」
8次のテキストを読む。
ペーター・ジャコムッツィ「ドイツ語圏の国々における多言語性」
9次のテキストを読む。
センタ・トレーメル・プレッツ「言語と暴力の間にはどんな関係があるか?」
10次のテキストを読む。
吉本バナナ「キッチン」(ドイツ語版)
11次のテキストを読む。
多和田葉子「お守り」(ドイツ語版)
12次のテキストを読む。
マーク・トウェイン「すさまじいドイツ語」
13試験

  

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