○講義概要 |
広告は大衆とコネクトすることを目的としたpopular culture(大衆文化)だ。アメリカの広告は、伝達したいメッセージが明確でなくてはならない。移民の国アメリカの多様でわがままな大衆の心をとらえ、"American dream"に訴えなくてはならないからだ。そのためアメリカの広告は、シンプルでわかりやすい。商品知識や情報源であると同時に、ユーモアとエンタテイメント性にも富んだものが多い。本講義では、アメリカの諸雑誌や新聞に掲載された広告や、テレビCM、Web上の広告を対象に、広告に反映されているアメリカ人の生き方、考え方、社会事情や、時代、日米文化の違い等を、講義とグループ・プレゼンテーションを通じて考察する。成功、幸福、自由、自立、喜怒哀楽、男らしさ、女らしさ、美の基準と「かわいい」、愛のかたち、その他さまざまな価値観、perceptionやexpressionを広告から洞察し、異文化への認識を深める。同時に、自分自身の価値観や生き方にも目覚めることができたらと願う。
|
○評価方法 |
出席重視。グループ・プレゼンテーション、レポート提出(学期末)、学期末試験(授業期間中)から評価。
|
○テキスト |
井上久美『In Touch with American Adsー心に響くアメリカの広告』 成美堂・2001 井上久美『Ads Speak American Cultureー広告から見たアメリカ文化』 成美堂・1994
|
○授業計画 |
1 | 広告は文化を語り、時代を告げる。 グループ・プレゼンテーションの説明。 |
|
Copyright (C) 2004 Sophia University
By:上智大学学事部学務課
|