2005年度上智大学シラバス

◆消費者行動論 - (前)
杉本徹雄
○講義概要
本講義では,消費者行動を知ることがマーケティング戦略を構築するうえでなぜ必要なのかを理解した後,消費者の基本的な行動原理についてを説明する。主として購買行動に影響を与える消費者の個人の心理的機能(認知,態度,動機づけ等)について行動科学的視点から検討する。消費行動を実証的に分析し,レポートを求めることもある。
○評価方法
出席状況、授業参画、リアクションペーパー、レポート、前期学期末試験(定期試験期間中)
試験(約90%)+レポート等(約10%)
○テキスト
杉本徹雄(編著)『『消費者理解のための心理学』』 福村出版,1997年
○参考書
竹村和久(編著)『消費行動の社会心理学』北大路書房,2000年
中西正雄(編著)『消費者行動分析のニュー・フロンティア』誠文堂新光社,1984年
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1マーケティング戦略と消費者行動
2消費者の行動とは(消費行動、購買行動、選択行動)
3消費者行動のとらえ方(主として、心理学的・行動科学的アプローチ)
4消費者の心理と行動(消費者行動のさまざまな側面)
5問題解決としての消費者行動
6消費者の意思決定とブランド(商品)選択
7消費者の知覚(ブランドの・イメージとポジショニング)
8価格の知覚判断(価格の心理学)
9消費者の態度(選好)の構造と機能
10多属性態度モデルとブランド選択
11多属性態度モデルの展開とその応用
12消費者の態度変化とマーケティング(広告)戦略
13消費者の関与とブランド選択、広告コミュニケーション効果

  

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