2005年度上智大学シラバス

◆企業経済論Ⅰ - (前)
斉藤進
○科目サブタイトル
企業経営を経済合理性の観点から分析
○講義概要
この講義の主なテーマは、企業行動の経済学的な分析方法、およびその分析結果にかんして論じることである。経済学の「企業の理論」は製品の供給曲線、投入要素の需要関数をそれぞれ導出するための理論的な枠組みであるが、企業経済論Iでは、「企業の理論」の応用に必要な他の理論も紹介し、若干の応用結果について論じる。教科書は特に指定しないが、講義の中で参考文献リストを示すことにする。
○評価方法
出席状況、前期学期末試験(定期試験期間中)、小テスト等
期末テストは100点満点で採点する。出席点は30点、さらに原則、毎回小テストを行いそれを20点を限度に最終評価に組み入れる。
○他学部・他学科生の受講

○ホームページURL
http://pweb.sophia.ac.jp/~s-saitou/
○授業計画
1企業経済論とは
2経済学における企業の理論
3生産部門の意思決定。(1)最適原材料の組合せ
4生産部門の意思決定。(2)生産量と製造費用
5利益最大化の意思決定ルール。(1)市場が完全競争の場合。(2)市場が独占の場合
6長期の意思決定。現在価値と投資決定
7不確実性と意思決定。(1)不確実性とは
8不確実性と意思決定。(2)期待効用と確実性等価
9不確実性と意思決定。(3)リスク・プレミアム
10日本的な取引とは。市場取引と相対取引
11日本的雇用慣行の合理性。(1)長期雇用、年功賃金制は日本的特徴か
12日本的雇用慣行の合理性。(2)特殊技能による長期雇用と年功賃金制の説明
13メインバンク制。(1)メインバンク制とは
14メインバンク制。(2)証券市場の未発達とメインバンク

  

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