2005年度上智大学シラバス

◆経営学史Ⅱ - (前)
小林順治
○講義概要
経営学は、これまで約100年にわたって、管理と組織を中心として展開されてきた。昨年度開講された経営学史Ⅰでは、その前半に当たる時期に焦点を当て、科学的管理法、ホーソン実験と人間関係論、管理過程学派の管理原則論といった古典的理論や技法を取り上げた。この経営学史Ⅱでは、その後の展開に焦点を当てる。この時期には多くの新しいアプローチが登場し、あるいは派生して、経営学は混乱した状態にある。それらすべてを取り上げることはできないので、この講義では、古典からその後の展開として「機械論からシステム論へ」および「普遍理論からコンティンジェンシー理論へ」というふたつの軸を設定し、それらの軸に沿って、研究・理論・学説を選定し、解説する。
○評価方法
出席状況(30%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(70%)
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1機械論からシステム論へ
2バーナードの組織論-1
3バーナードの組織論-2
4サイモンの意思決定論-1
5サイモンの意思決定論-2
6官僚制組織論―理念型としての官僚制
7官僚制組織論―官僚制の逆機能
8組織開発論
9普遍的理論からコンティンジェンシー理論へ
10技術と組織―ソシオ‐テクニカル・システム論
11技術と組織―サウス・エセックス研究
12ローレンス&ローシュのコンティンジェンシー理論
13まとめ

  

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