○講義概要 |
現代企業の経営は、そのほとんどが大規模な協働として行われている。したがって、現代の経営について理解するためには、人間の協働現象についての理解が不可欠となる。経営組織論は、組織概念を用いて、経営の協働の側面を解明するものである。経営組織論Ⅱでは、組織メンバーの組織参加の側面を取り扱う。組織が存続するためには、経営組織論Ⅰで取り扱う目的の合理的達成がひとつの条件となるが、同時にもうひとつの条件として、自由意思をもった個人が組織に活動を提供し、意欲的に職務遂行に取り組むことが必要になる。この講義では、組織メンバーがいかにして組織参加から満足を得るか、いかにして職務遂行に動機づけられるに焦点を当てる。
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○評価方法 |
出席状況(30%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(70%)
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○授業計画 |
1 | 協働と組織 |
2 | 個人と組織 |
3 | 組織の能率 |
4 | 組織の官僚制化 |
5 | 組織における人間性の疎外 |
6 | 組織における動機づけ |
7 | 動機づけ理論―欲求5段階説 |
8 | 動機づけ理論―X理論-Y理論 |
9 | 動機づけ理論―未成熟-成熟理論 |
10 | 動機づけ理論―動機づけ-衛生理論 |
11 | 職務拡大と職務充実 |
12 | 個人と組織の統合 |
13 | まとめ |
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Copyright (C) 2004 Sophia University
By:上智大学学事部学務課
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