2005年度上智大学シラバス

◆経営組織論Ⅱ - (後)
小林順治
○講義概要
現代企業の経営は、そのほとんどが大規模な協働として行われている。したがって、現代の経営について理解するためには、人間の協働現象についての理解が不可欠となる。経営組織論は、組織概念を用いて、経営の協働の側面を解明するものである。経営組織論Ⅱでは、組織メンバーの組織参加の側面を取り扱う。組織が存続するためには、経営組織論Ⅰで取り扱う目的の合理的達成がひとつの条件となるが、同時にもうひとつの条件として、自由意思をもった個人が組織に活動を提供し、意欲的に職務遂行に取り組むことが必要になる。この講義では、組織メンバーがいかにして組織参加から満足を得るか、いかにして職務遂行に動機づけられるに焦点を当てる。
○評価方法
出席状況(30%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(70%)
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1協働と組織
2個人と組織
3組織の能率
4組織の官僚制化
5組織における人間性の疎外
6組織における動機づけ
7動機づけ理論―欲求5段階説
8動機づけ理論―X理論-Y理論
9動機づけ理論―未成熟-成熟理論
10動機づけ理論―動機づけ-衛生理論
11職務拡大と職務充実
12個人と組織の統合
13まとめ

  

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