2005年度上智大学シラバス

◆法律学特殊講義Ⅳ(証券取引法) - (前)
野田 耕志
○講義概要
証券取引法は、情報開示制度や取引の公正性を確保する制度を通じて、投資者保護を達成する法律である。さらに、証券取引法は、効率的な資源配分を可能とするものであり、我が国の経済のために重要な法律である。証券取引法は複雑な構造を有しているが、本講義では同法の諸制度について体系的に解説することを予定している。なお、本講義受講者は、会社法を受講済であるか、または、受講中であることが望ましい。
○評価方法
前期学期末試験(定期試験期間中)(100%)
○テキスト
テキストについては追って指示する。
○参考書
参考書については追って指示する。
○必要な外国語
なし
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1【総論】(5週程度)
 証券市場論
 証券取引法とは
 有価証券の定義
 証券取引と証券業・証券取引法の特色
2【発行市場規制】(4週程度)
 有価証券届出制度・発行登録制度
 発行市場における取引規制
 情報開示制度の実効性確保
3【流通市場規制】(4週程度)
 流通市場開示
 公開買付・株券大量保有開示
 不公正取引規制(内部者取引規制・相場操縦規制等)

  

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