◆法律学特殊講義Ⅲ (法思想史) - (後)
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奥田 純一郎
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○講義概要 |
古代ギリシャに始まり比較的最近に至るまでの法思想の展開を、各時代を代表する法学者たちに即して検討する。表面的に学説史をなぞるのではなく、「法とは何か」「その中核理念としての正義をどう捉えるか」「それらを必要とする人間とは何か」という問いと答えを、現代につながる形で理解すべく試みたい。
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○評価方法 |
レポート、後期学期末試験(定期試験期間中) 原則として試験のみで評価を行うが、任意提出のレポートがあれば試験での成績に加点する。ただしレポートのみで単位が与えられることはない。
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○テキスト |
田中・竹下・深田・亀本・平野『法思想史(第2版)』 有斐閣
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○参考書 |
三島淑臣『新版 法思想史』青林書院 ホセ・ヨンパルト『法哲学案内』成文堂
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○授業計画 |
1 | はじめに |
2 | ギリシャの法思想(1) |
3 | ギリシャの法思想(2) |
4 | 自然法論(1)…ローマから中世キリスト教へ |
5 | 自然法論(2)…自然権と社会契約説 |
6 | 功利主義 |
7 | ドイツ観念論 |
8 | 分析法学と歴史法学 |
9 | 概念法学から法実証主義へ |
10 | プラグマティズム |
11 | 法実証主義 vs 自然法論 |
12 | 正義論の復権 |
13 | 現代の法理論 |
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By:上智大学学事部学務課
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