2005年度上智大学シラバス

◆自然保護法 - (前)
坂口 洋一
○講義概要
この講義では,第1に,世界の絶滅のおそれのある種の現状を分析し,保護地域の指定や諸外国での具体例を紹介する。第2に,日本の自然保護法の全体を説明する。第3に,野生生物保護の条約,外国法と具体例を検討し,わが国の制度と比較しながら,生態系保護のあり方を考える。
○評価方法
前期学期末試験(定期試験期間中)(100%)
試験による。
○テキスト
坂口洋一『循環共存型社会の環境法(注):本講義では、本書の前半部分(1~112頁まで)を使用する。』 青木書店、2002年。
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1世界と日本の絶滅危惧種
2森林生態系の保全と法(熱帯雨林と日本)
3鳥獣保護法
4種の保存法
5湿地生態系の保全と法
6文化財保護法
7野生生物の国際的保護(ボン条約・サイテス等)
8河川生態系の保全と法
9ヨーロッパと日本の自然保護法
10米国の自然保護法
11里山里地の保全
12自然と人間の共存のあり方
13生態系保全の法原則

  

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