2005年度上智大学シラバス

◆相続法 - (前)
前田 陽一
○講義概要
下級審を含む多くの裁判例を紹介しながら相続法の現状を具体的に明らかにするとともに,債権法・物権法のからんだ問題にも力点を置く。レジュメを配布するなど分かり易い説明を心がけるが,講義内容はテキストからかなり離れかつ情報量の多いものとなる。出席を怠らず受講してほしい。テキストと判例百選は,講義中に適宜参照してもらうので,毎回持参すること。なお,講義は,受講生が物権法および債権法総論に関する基礎的な知識を有することを前提に行われる。
○評価方法
前期学期末試験(定期試験期間中)(100%)
○テキスト
内田貴『民法IV 親族・相続〔補訂版〕』 東京大学出版会、2004年
久貴忠彦ほか編『別冊ジュリスト・家族法判例百選〔第6版〕』 有斐閣,2002
○他学部・他学科生の受講

○ホームページURL
http://www5a.biglobe.ne.jp/~maeda/index.html
○授業計画
1序説、相続人、相続分、相続の対象、相続の承認・放棄と清算、遺産の共有と分割、遺言、遺留分、相続回復請求権、相続法と財産法の交錯、の順で講義を行う(開講時により詳細な目次を示す)。

  

Copyright (C) 2004 Sophia University
By:上智大学学事部学務課