2005年度上智大学シラバス

◆演習Ⅰ - (前)
栃本一三郎
○講義概要
学生の関心、研究テーマのそっていくつかのサブゼミに分けてゼミを運営し、週一回のゼミはその発表の場し、それぞれの成果を相互に学びあうよく学び時に遊ぶゼミ(ただし、一人で研究テーマを設定し、半期通すことも可)。ゼミを構成メンバーは3年及び4年、さらに一部大学院生。随時、サブゼミで集まり、各自のテーマについて議論を深めるとともに、指導教員の指導を受け個別のテーマを深める。研究とはどのようなことか、情報の収集や分析はどのようにおこなっていくのかという方法論もあわせて学んでいく。ゼミの運営はメーリングリストを活用し、さらにゼミニュースの発行や現役ゼミ生と橡子会(ゼミ卒業生のよって構成されるOBG会100名程度)の共同メーリングリストによってさらに学んでいく。夏の合宿と2月ないし3月の旅行あり。演習1は主として2年・3年・4年次生、演習2は3年・4年生以上。以下にサブゼミのテーマを例示する。介護保険制度の実情と課題および解決策。子育て支援と女性の自己実現、サービス評価の方法、社会福祉協議会と地域福祉の実現、各国の高齢者福祉、各国の養子制度及び児童福祉。開発途上国とトラフィっキングの実情等
○評価方法
出席状況(40%)、授業参画(60%)
未定
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1イントロダクション:ゼミの進め方、テーマの提出と討議
2サブグループの設置と共通テーマの設定
3(以下は過去の例)
子育てと就労:子育て支援は何によって可能か
4外国で子育て支援はどうなっているのか(国際比較)
5子育て支援と女性の自己実現
6排除されたひとびとをどのように社会の中に包摂するべきか
7高齢者福祉の現状と介護保険の運営上の問題点
8痴呆ケアの実態と政府の方針の妥当性
9自己決定の難しい住民に対する支援:成年後見と地域権利擁護の事例とシステム整備
10地域福祉と地域福祉計画:どのような方法で作るのか
11主婦の地域での活動をどう評価するかーワーカーズ・コレクティブ
12NPO企業化と市民政治(政治的エンパワーメント)
13地域におけるはたらきと労働
14市町村社会福祉協議会の役割と問題点(機能とアセスメント法)
15地域包括ケアはどのようにして可能となるか
16介護保険事業計画とは何か(介護保険事業計画と地域の介護)
17NPOと社会福祉協議会との協働
18NPOと行政、市民との協働関係
19行政とNPO,市民との協働関係(ドイツ・スウェーデン等諸外国)
20政策はどうやって作られるか(社会政策の政策過程と政策分析)
21未来プロジェクト(高齢期をどの国で暮らすか)
22未来プロジェクト(上智大学を活用した福祉貢献)

  

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