○講義概要 |
犯罪・非行という社会現象を福祉的視点から解明し,加害者の更生や被害者支援について理解を深める。まず,犯罪と非行の現況を分析し,その背景と原因を理解する。次に裁判,少年審判,社会内処遇等について検討し,司法福祉で必要とされる直接・間接援助技術を学ぶ。さらに,近年注目されている修復的司法を取り上げ,わが国での適用について考察する。受講生各自が問題意識をもち,今後の司法福祉のあり方について展望できるようにしたい。
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○評価方法 |
出席状況(25%)、授業参画(25%)、レポート(50%)
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○参考書 |
山口幸男『司法福祉論』ミネルヴァ書房 1991年 村尾泰弘・廣井亮一編『よくわかる司法福祉』ミネルヴァ書房 2004年
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○授業計画 |
1 | オリエンテーション 司法福祉の意義 |
2 | 戦後における少年非行の質的・量的変化 |
3 | 非行・犯罪行動の理解 |
4 | 少年法改正の問題 |
5 | 非行・犯罪にかかわる専門職(1) |
6 | リストラティヴ・ジャスティス(修復的司法)(1) |
7 | リストラティヴ・ジャスティス(修復的司法)(2) |
8 | メディエーションにおける援助技術 |
9 | 非行・犯罪にかかわる専門職(2) |
10 | 被害者援助と加害者援助(1) |
11 | 被害者援助と加害者援助(2) |
12 | 司法福祉と直接・間接援助技術 |
13 | 諸外国における司法福祉の発展 まとめ |
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By:上智大学学事部学務課
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