2005年度上智大学シラバス

◆児童福祉論 - (前)
網野武博
○講義概要
児童福祉について、基礎的並びに専門的に重要な点について学んでいく。具体的には、児童福祉の理念、目的、定義、子どもという時期の意義とその年齢・範囲、子どもの権利・義務・責任、児童福祉にかかわる制度とサービスの体系子育てに関する私的責任・社会的責任・公的責任、子育て支援・次世代育成支援、ウェルフェアとウェルビーイングの両立などについてふれる。単なる知識として必要なことは、多くのテキストに共通に述べられているので、本講義では、児童福祉の理念と実践を考える視点に立って受講してほしい。
○評価方法
出席状況(20%)、レポート(60%)、小テスト等(20%)
○参考書
網野武博『児童福祉学:子ども主体への学際的アプローチ』中央法規出版
網野武博・杤尾 勲・才村 純(編)『新・社会福祉学習双書:児童福祉論』全国社会福祉協議会
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1児童福祉の理念と概念
2児童という時期①:メジャーとマイナーという宿命、子ども観
3児童という時期②:児童・子どもとは何か、その特質、年齢、範囲
児童の権利・義務・責任①:人間としての権利、義務
4児童の権利・義務・責任②:児童としての権利・義務
受動的権利・能動的権利
5児童の権利に関する条約①
6児童の権利に関する条約②
7生物的親・心理的親と親権者・保護者の養育責任
8社会的と社会の養育責任、児童の公的責任・公的権限
9児童福祉の内容・領域とサービス体系
10児童福祉の法制度①
11児童福祉の法制度②
12児童福祉ケアワーク・ソーシャルワーク①
13児童福祉ケアワーク・ソーシャルワーク②
14児童福祉におけるウェルフェアとウェルビーイングの両立

  

Copyright (C) 2004 Sophia University
By:上智大学学事部学務課