2005年度上智大学シラバス

◆フランス文学研究Ⅲa - (前)
吉村和明
○講義概要
アルチュール・ランボーは、「天才」と呼ばれうるほどの大詩人でも数十年かかってたどっていく道程を、わずか数年で、驚くべき早さをもって駆けぬけた。初期の韻文詩から自伝的散文「地獄の季節」、散文で書かれた詩の極地「イリュミナシオン」まで、その変化のあとをたどりながら、現実に投影される言葉の形象、言葉に刻印される現実の力について考えてみたい。比較の対象として、同時代の他の詩人たち(ヴェルレーヌ、ラフォルグ、マラルメなど)の仕事についても参照したい。
授業は基本的にはエクスポゼを中心に進めていく予定。積極的な参加を望む。
○評価方法
出席状況(10%)、授業参画(30%)、リアクションペーパー(10%)、前期学期末試験(授業期間中)(50%)
○テキスト
『プリント配布』
○必要な外国語
フランス語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1初回に授業計画を説明する。

  

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