2005年度上智大学シラバス

◆ドイツ文学入門 - (通)
髙橋明彦
○講義概要
ドイツ文学の「代表選手」を多少担当者の独断をも含めて20冊ピックアップしてその概要と問題性を解説してみたい。ドイツ文学史を網羅的、羅列的に知りたいのなら参考書を1冊読めばすむこと。でも、それではつまらない。20冊のうちにはいわゆる文学作品への仲間には入らないものもいくつかある。しかし、それらについてもぜひ知っておいてほしい。そして、どうかこれらのうちから1冊でも気になる作品を見つけて熟読してほしい。
○評価方法
出席状況(25%)、リアクションペーパー(25%)、前期学期末試験(授業期間中)(25%)、後期学期末試験(授業期間中)(25%)
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1オリエンテーション/授業概要説明
2ドイツ文学とは?
3ニーベルンゲンの歌
4トリスタンとイゾルデ
5ルター訳聖書
6賢者ナータン(レッシング)
7ヴィルヘルム・マイスター(ゲーテ)
8ファウスト(ゲーテ)
9青い花(ノヴァーリス)
10グリム童話(グリム)
11ドイツ古典哲学の本質(ハイネ)
12悲劇の誕生(ニーチェ)
13ツァウトゥストラはこう語った(ニーチェ)
14ニーベルングの指環(ヴァーグナー)
15夢判断(フロイト)
16論理哲学論考(ヴィトゲンシュタイン)
17マルテの手記(リルケ)
18魔の山(トーマス・マン)
19プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神(マックス・ヴェーバー)
20審判(カフカ)
21荒野の狼(ヘッセ)
22香水(ズュースキント)

  

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