○講義概要 |
中国における士人のあり方を考える上で,「隠逸」の問題は重要な視点となる。士人が自己の志や節操を全うするかどうか,その出処進退に関わるものである。そこには,中国の社会的特質が存するが,「隠逸」の精神の伝統は,固有の思想・文学を育む土壌ともなった。日本にも影響を与えた人物について,その代表的作品や文章を取りあげ,「隠逸」の意識を考察したい。
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○評価方法 |
平常の授業の取組み及びレポート等による総合評価。
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○授業計画 |
1 | 仕と隠について |
2 | 伯夷・叔斉、伊尹、柳下恵の処世 |
3 | 「隠逸伝」について |
4 | 王維 |
5 | 柳宗元 |
6 | 蘇軾 |
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By:上智大学学事部学務課
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