2005年度上智大学シラバス

◆国文学特講Ⅰa - (前)
瀬間正之
○科目サブタイトル
古風土記逸文
○講義概要
古風土記を取り挙げる。和銅六年(七一三年)の風土記撰進の詔によって、各国風土記が作られたが、現存するのは,『播磨』『常陸』『出雲』『肥前』『豊後』の五カ国と、『釈日本紀』『仙覚抄』等に引かれた諸国の逸文のみである。
この中,文学的見地から注目される風土記逸文の説話を取り挙げる。風土記逸文中には、浦島伝説をはじめ多くの文學的要素を有する説話が含まれている。順次読み進めながら、各自の問題意識を引き出すことに努めたい。
○評価方法
出席状況(10%)、授業参画(20%)、リアクションペーパー(20%)、レポート(50%)
○テキスト
荊木美行『風土記逸文研究入門』 国書刊行会・一九九七年
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1風土記概説
2風土記逸文概説(『仙覚抄』と『釈日本紀』)
3西海道(九州)風土記
4西海道(九州)風土記
5西海道(九州)風土記
6畿内諸国風土記
7高志道・東山道諸国風土記
8東海道諸国風土記
9山陰道諸国風土記
10山陰道諸国風土記
11山陽道諸国風土記
12南海道諸国風土記
13まとめ

  

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