2005年度上智大学シラバス

◆国語学基礎Ⅱ - (後)
松岡洸司
○科目サブタイトル
日本語の特徴
○講義概要
国語学の中で日本語を考えると、日本語を研究対象とする学問であり、その日本語は日本人にとって母国語であるから、自分の国のことばであり、その意味で「国語」と呼ぶ。国語学基礎を通して、日本語の特徴がうかびあがるのを目的とする。
○評価方法
総合的に判断する。
○テキスト
テキストはなし、プリント配布
森岡健二『文学の機能』 明治書院 1987年
北原保雄、徳川宗賢、野村雅昭、前田富祺、山口佳紀『国語学研究法』 武蔵野書院
○参考書
山田孝雄『国語の中に於ける漢語の研究』宝文館 昭和15年
橋本進吉『文字及び仮名遣の研究』岩波書店 昭和24年
時枝誠記『国語学原論』岩波書店 昭和16年
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1総論(1)日本語の特徴
2漢字の伝来・漢字の音訓の変
3漢字による日本語の記載
4漢字によって支えられた語彙
5漢字によって生じた和語の体系
6和語による漢語の造語
7国字・宛字
8和語と漢語における変の問題
9日本語による外国語の解読
1050音図
11てにをは研究
12仮名遣いの起源
13活用研究
14漢語と仏教語
15総論(2)日本語の特徴

  

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