2005年度上智大学シラバス

◆学校カウンセリングⅠ(教育相談) - (後)
森平直子
○講義概要
児童・生徒の成長を助けるために役に立つ「話の聴き方」を学ぶこと,援助者としての自分の特性を理解すること,現在の学校で問題になっている諸問題(軽度発達障害,不登校,PTSD,いじめ,危機介入等)の現状と対応についての知識を得ることを目的とする。学校や社会で即生かすことができるよう,役割演習などを通して体験的に学ぶため,授業への積極的参加が不可欠である。
○評価方法
グループ・ワークを行うため、出席重視・遅刻厳禁。毎回のリアクション・ペーパーで出席状況と授業の理解度を評価する。また、中間レポートと期末レポートを課して評価する。
○テキスト
一丸藤太郎・菅野信夫 編著『学校教育相談』 ミネルヴァ書房
○参考書
諸富祥彦『学校現場で使えるカウンセリング・テクニック(上・下)』誠信書房,1999
スコット・T・メイヤー著 J・クスマノ&森平直子訳『サクセスフル・カウンセリング』ブレーン出版,1993
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1履修説明 日本における学校カウンセリングの歴史と資格
2目隠し探険
3役に立つ相談相手 カウンセリングとは何か
4包括的スクール・ガイダンス・プログラム
5共感的理解
6傾聴(ロジャーズの3つの基本的態度)
75つの返答の仕方
8軽度発達障害(LD、ADHD)
9軽度発達障害(高機能自閉症)
10不登校
11トラウマ PTSD
12いじめ
13危機介入 コンサルテーション

  

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