2005年度上智大学シラバス

◆心理学特殊講義Ⅴ(非行臨床心理学) - (前)
村尾泰弘
○科目サブタイトル
非行臨床の理論と実際を学ぶ
○講義概要
非行や犯罪の臨床心理学的な理解と非行少年およびその家族への心理臨床的な支援について講義する。非行少年たちはなぜ非行を繰り返すのか。罪悪感が深まらないのはなぜなのか。非行性や非行深度をどのように考えればよいのか等、非行心理学の基礎から、力動的心理療法、家族療法、ブリーフセラピーまで、非行臨床の実際をなるべく事例を豊富にとりあげながら講義したい。
○評価方法
出席状況(30%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(70%)
○テキスト
村尾泰弘『家族臨床心理学の基礎』 北樹出版・2002年
○参考書
村尾泰弘・高田知恵子『ストレスとトラウマからの回復』北樹出版・2004年
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1現代非行の特質
2力動的心理療法と非行
3家族療法と非行
4非行性と非行深度(1)
5非行性と非行深度(2)
6罪悪感について(1)
7罪悪感について(2)
8校内暴力事例
9いじめ(1)
10いじめ(2)
11薬物非行
12箱庭療法と非行
13ブリーフセラピー
14少年事件をめぐる諸問題
15まとめ

  

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