2005年度上智大学シラバス

◆心理学演習ⅢA(臨床心理学研究) - (通)
横山恭子
○講義概要
前期はフロイト・ユング等の深層心理学者の,主として症例を扱った論文や著作を扱い,それぞれの学者の提案している概念や治療技法についての理解を深める。夏休みの合宿では,比較的新しい英語の文献の講読を行なう。後期は履習している学生の興味に基づき,新しい論文や著書を中心として,それぞれの理論のその後の展開について学ぶ。
○評価方法
出席状況(20%)、授業参画(10%)、レポート(20%)
年3回(前期1回 後期1回及び夏合宿でのプレゼンテーション  50%
○テキスト
S.フロイト『フロイト著作集3.5.7』 人文書院
○参考書
小此木啓吾他(編)『精神分析セミナーI~V』岩崎学術出版社
○必要な外国語
英語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1オリエンテーション 発表の順番や内容の紹介と決定
2「フロイト著作集7」より『エミー・フォン・N夫人』、『ミス・ルーシー・R』
3「フロイト著作集7」より『カタリーナ』、『エリザベート・フォン・R嬢』
4「フロイト著作集7」より『アンナ・O嬢』
5「フロイト著作集5」より『ある5歳男児の恐怖症分析』
6「フロイト著作集5」より『あるヒステリー患者の分析の断片』
7「フロイト著作集9」より『強迫神経症の一例に関する考察』
8「フロイト著作集9」より『自伝的に記述されたパラノイアの一症例に関する精神分析的考察』
9「フロイト著作集9」より『ある幼児神経症の病歴より』
10セシュエー「分裂病の少女の手記」
11ビンスワンガー「精神分裂病1」より『症例エレン・ウエスト』
12リトル「精神病水準の不安と庇護」
13ユング「個性化とマンダラ」より『個性化過程の経験について』
14夏合宿(履修者の希望により決定。昨年は映画を題材とした夢分析)
15夏合宿(履修者の希望により決定。昨年は映画を題材とした夢分析)
16夏合宿(履修者の希望により決定。昨年は映画を題材とした夢分析)
17夏合宿(履修者の希望により決定。昨年は映画を題材とした夢分析)
18学生の選択したテーマに基づく発表
19同上
20同上
21同上
22同上
23同上
24同上
25同上
26同上
27同上
28同上
29同上
30まとめ 場合によっては臨床現場で働く卒業生に話をきくこと

  

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