○講義概要 |
前期の講義の問題意識を引き継ぐ形で行う。20世紀フランスの代表的な哲学者の一人であるベルクソンについて、後期はその生命論を詳しく取り上げながら、考察を進める。ベルクソンの生命論には、心身問題、言語が認識において果たす役割、思考における社会性の介入の問題など、様々な哲学的論点が凝縮されて現れる。ベルクソンの思索の歩みを辿りつつ、その中に出現する哲学的諸問題および概念をてがかりに、受講者自身に積極的な「哲学的思考」の実践を促すものとする。
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○評価方法 |
受講者のきちんとした出席・授業参加を前提とした上で、学期末にレポートを実施し、その成績と平常点を総合的に評価する。
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○テキスト |
『特に用いない。授業中にプリントを配布する。』
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○参考書 |
ベルクソン『ベルクソン全集 4「創造的進化」 7「思想と動くもの」他』白水社
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○授業計画 |
1 | オリエンテーション |
2 | フランス近現代思想における「生命」概念の発展 |
3 | ベルクソンの哲学とその生命論の位置づけ |
4 | ベルクソンの生命論(1) |
5 | ベルクソンの生命論(2) |
6 | ベルクソンの生命論(3) |
7 | ベルクソンの生命論(4) |
8 | ベルクソンの生命論(5) |
9 | ベルクソンの生命論(6) |
10 | ベルクソンの生命論(7) |
11 | ベルクソンの生命論(8) |
12 | ベルクソンの生命論(9) |
13 | ベルクソンの生命論(10) |
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By:上智大学学事部学務課
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