2005年度上智大学シラバス

◆哲学演習Ⅱ(哲思)A - (前)
荻野弘之
○科目サブタイトル
生命論と心身問題
○講義概要
生命論と心身問題の古典であるアリストテレス『デ・アニマ』を読む。一見して難解な凝縮された表現の中に分け入って、経験に裏打ちされたアリストテレスの自然学の手法を学ぶと共に、身体論、感覚論、知性論などに及ぶ諸問題を幅広く考える。余裕があれば、現代の脳科学や認知科学との接点にまで説き及びたい。邦語訳で精読しながら、必要に応じて原語の問題にも言及する。
○評価方法
出席状況(20%)、授業参画(50%)、レポート(30%)
無断欠席1/3以上の場合は単位取得不可
学期末レポートは5000字程度
○テキスト
アリストテレス『心とはなにか(桑子敏雄訳)』 講談社学術文庫
Aristotle『On the Soul』 Loeb Classical Library, Harvard UP
○参考書
ファイグル『こころともの』伊藤笏康・荻野弘之訳、勁草書房
アリストテレス『魂について(西洋古典叢書)中畑正志訳』京都大学
荻野弘之『哲学の饗宴』NHK出版
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1授業の説明、参加者の自己紹介
2アリストテレスの自然学方法論について(講義)
3心身問題について(講義)
4『デ・アニマ』講読
5同上
6同上
7同上
8同上
9同上
10同上
11同上
12同上
13まとめの会

  

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