○講義概要 |
例年通り、13世紀から19世紀までの西洋哲学思想を概観する。できるだけ明確な地図作りと、思想的動機の提示に努めたい。 本講義は哲学科の専門科目であり、伝統的に、もっとも多くの情報量を伝達する科目でもある。原語表記や時代区分に関する資料は必要に応じて配付するが、板書の時間がないため、毎回膨大な情報量の筆記が求められるので、大量のノートと筆記用具を持参すること。さらに西洋史の知識がない者は、一般教養程度の知識でよいから身につけておくこと。 時代と領域が広すぎるため、参考文献は適当なものがない。下記の数例(必須ではない)も、各自古書店を巡って探してほしい。
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○評価方法 |
後期学期末試験(授業期間中)(100%) 本科目は哲学科の他の科目と異なり、知識量を問う客観式試験の結果で成績をつけるので、授業の内容を各自が可能な限り筆記し、それらを試験前にすべて暗記すること。
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○テキスト |
九鬼周造『西洋近世哲学史稿(現在絶版)』 岩波書店 世界の名著『各巻の解説部分(現在版元切れ)』 中央公論社 シュミット他『ルネサンスの哲学』 平凡社
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○授業計画 |
1 | 第1回 スコラ学と人文主義 |
2 | 第2回 人文主義期の諸思想 |
3 | 第3回 近世の神秘主義 |
4 | 第4回 デカルトと17世紀の哲学 |
5 | 第5回 ホッブズ |
6 | 第6回 ロック |
7 | 第7回 バークリ |
8 | 第8回 ヒュームと英国思想 |
9 | 第9回 モラリスト |
10 | 第10回 ルソー |
11 | 第11回 18世紀フランス啓蒙主義 |
12 | 第12回 スピノザ |
13 | 第13回 ライプニッツ |
14 | 第14回 18世紀ドイツ啓蒙哲学 |
15 | 第15回 カント理論哲学 |
16 | 第16回 カント実践哲学 |
17 | 第17回 フィヒテ |
18 | 第18回 シェリング |
19 | 第19回 ヘーゲル |
20 | 第20回 ショーペンハウアーとロマン主義 |
21 | 第21回 19世紀哲学の概観 |
22 | 第22回 功利主義 |
23 | 第23回 実証主義とフランス唯心論 |
24 | 第24回 キルケゴール |
25 | 第25回 ニーチェ |
26 | 第26回 学期末試験 |
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By:上智大学学事部学務課
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