○講義概要 |
捕囚末期の預言者第二イザヤを読む。メディアを倒し、リディアをも征服したキュロス王(ペルシャの最初の王)は、イスラエルの神によって起こされた王であり、捕囚民は彼によって捕囚地バビロンから解放される、と説いた第二イザヤの言葉を見る。第二イザヤは、40-48章までと、49-55章の二つに分けることができるが、それぞれの特徴と、両者がどのように結び合わされているかを考える。ヒブル語本文の逐語訳を用意し、さまざまな訳を比較しながら、解釈の可能性を探る。新約聖書のついた旧約聖書を必ず持参すること。参考書は必要に応じて紹介する。
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○評価方法 |
リアクションペーパー(50%) 期末にレポート
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○授業計画 |
1 | 捕囚の時代とはどのような時代か |
2 | 第二イザヤの召命と捕囚民の状況 |
3 | イスラエルの神と偶像の論争 |
4 | 民イスラエルの使命 |
5 | 無償の赦しを説く預言者 |
6 | 新しい出来事(捕囚からの解放) |
7 | 創造と歴史 |
8 | 贖う(=親戚として振舞う)神 |
9 | 主の僕の歌(第一歌) |
10 | 主の僕の歌(第二歌) |
11 | 主の僕の歌(第三歌) |
12 | 主の僕の歌(苦難の僕の歌) |
13 | 第二イザヤと新約聖書 |
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By:上智大学学事部学務課
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