2005年度上智大学シラバス

◆神と人間Ⅱ - (後)
光延一郎
○科目サブタイトル
創造と恩恵についての神学的人間論
○講義概要
前期に引き続いて、救いの歴史における神と人間の出会いのドラマをそのエポックとなる出来事の意味から探る。後期においては,起源としての「創造」とその完成に向かうための力としての「恩恵」がテーマである。現代に生きる私たちにとって神と出会うとはいかなることなのか、つまり神体験と神概念のかかわりを焦点としながら考察を進める。
○評価方法
出席状況(20%)、レポート(40%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(40%)
課題文献についてのレポート,期末口頭試験,出席。自主的なプレゼンテーションには高評価。
○テキスト
光延編『現代カトリック神学資料集』
○必要な外国語
とくになし
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1聖書の創造神学(1)
2聖書の創造神学(2)
3聖書の創造神学(3)
4聖書の創造神学(4)
5創造神学と諸思想
6神認識と創造神学
7「神の像」の思想
8恩恵とは何か
9現代の恩恵神学
10聖書の恩恵観
11アウグスティヌスの恩恵神学
12中世スコラ神学の恩恵理解
13ルターと義認論
14エキュメ二ズムと恩恵神学

  

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